写真に写り込む光子や光球の存在を、欧米では『丸い』という形態に因んで『Orb(オーブ)』と呼んでいます。ラテン語では『円・環』の意があります。
はじめに、その英語の意味を以下に記します。
それは、光学的に写真にその存在が写り込んでいるという理由のつく現象とは異なり、現代では、未だ説明のつかない振る舞いや形態を示すため、写真撮影を通じてそのような体験を得た人たちを中心に関心を呼ぶものとなりました。
本プロジェクトのメンバー間では、20年程も昔の、銀塩写真にも、その存在を確認しており、それは、一眼レフカメラであっても、使い捨てのポケットカメラであっても、撮影されています。デジタルカメラが商品化される以前の伝統的なカメラでは、撮影フィルムの現像後に写真を通じて確認されるものでしたが、近年のデジタルカメラの技術の進化により、撮ったその場で、液晶画面で画像を確認できるようになったことは、Orbの写真撮影頻度を大いに高めることとなりました。撮影画像を液晶画面で確認できると、その場で気軽に追撮ができ、しかも、その撮影した画像をすぐにその場で拡大し、クローズアップして、その存在の様子や構造を確かめることもできます。また、そのデータ管理もコンピュータ上で行なうことができ、それは、かつて多大なコストをかけて現像をしてから撮影写真を確かめることのできた時代と比較しても、現代は誰にでも写真撮影の自由度が高められ、その認知スピードがより早く高まり、そのカメラの高性能による多彩なOrb写真が撮影可能となりました。時代の技術革新の恩恵にあずかるものでもあります。
そのOrb撮影頻度の高まりと共に、多様なOrb写真について事例アーカイブが世界中で取得されるようになり、専門的に研究する学者や研究者も存在します。(*過去、本プロジェクトチームは、米国と英国で開催された数回のOrbに関するカンファレンスに於いて、Orbに関する情報を得ており、その報告は本サイト-5.カンファレンス情報の項目にて段階を経て詳説してゆきます)
寄せられた写真の数々には、世界中で、撮影者が異なっていても、共通する形態や振る舞いがみとめられています。また、個々の撮影者による、まったく他とは異なるOrb現象が撮影されている場合もあります。空気中の水滴や埃、塵の影響や、空気中に飛散する虫などの写り込み、また光学的観点によるフラッシュの反射、レンズフレアやゴーストと言われている現象を含むものもありますが、光学について研究をされる方々の視点からも解釈できかねる、極めて高い偶然性によって撮影されていると考えられるOrbの現象、独特の振る舞いや形態も、現在、数多く取得されています。(*本サイトのアーカイブをご参考ください。)
以下にOrbの形態や振る舞いについて、これまで得られているアーカイブより特徴的な見解を掲示します。
上記は、これまでに本プロジェクトのスタッフ間で確認されている言説ですが、本サイトのアーカイブをご覧いただいた方々は、そのOrb写真の数々を通じて、もしくはご自身の撮影経験を通じて、更に新たな気づきが得られるかもしれません。ぜひ、本プロジェクトへの連携・ご連絡をお待ちしております。
Produce & Text: Yoshie Usuba / WEB&Contents Design: Munechika Ishibashi / Flash Design: Bugaku Miyao / Translation: Lisa Vogt / Kumi Naruse